2023年10月14日

芹沢_介のガラス絵

 縦6センチ・横5センチの芹沢_介のガラス絵は、柏島屋50周年記念「砂川七郎コレクション展」の会場にありました。
 黄色い湯飲み茶わんを包み込むように持つ手がふくよかで暖かです。
 単純化された画面と背景の赤が魅力的でテラコッタの額縁も素敵でした。
 「今見ヨ」という題名も興味深いです。


IMG_4231.jpg
『今見ヨ』 1979年制作

posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 22:54| 日記

2023年10月13日

晩秋「猫じゃらしと柿の葉」

 毎日の散歩の楽しみは自然との出合いです。
 見上げれば、抜けるような青空とひつじ雲。足元には葛の葉に混じって猫じゃらしがあります。
 この夏、猫たちの心の友となってくれた猫じゃらしはドライフラワーになりつつありますが、場所を選べばまだまだ緑色を保ったものを発見することが出来ます。
 紅葉した柿の葉との相性も良さそうです。
 さて、玄関で私を出迎える猫たちの視線は手に握られた猫じゃらしに向けられ、ぽっちゃり型の5歳のママ猫(ちい)は大ジャンプをします。
 その後3歳の娘猫(しい)が狂喜乱舞して遊びに興じるので、猫じゃらし担当の私にとって皮の手袋は必需品です。


IMG_4249.JPG

IMG_4253.JPG

posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 21:32| 日記

2023年10月09日

トルココーヒーのおもてなし

 クロアチアでは、細かくした粉を専用の鍋で沸かすトルココーヒーをご馳走になることが多いです。街のカフェではなかなか味わえないもので、素朴な味とほどよい甘さが癖になります。
 淹れ方は家ごとに少し違うようですが、私が習ったのはカップで人数分の水を入れ、コーヒーの粉と砂糖をスプーンで測って入れて沸かす方法です。
 この時、よそ見をしていると吹きあがってしまうので要注意です。
 飲み終えたらカップを皿にふせて少し待ちます。我が家では、カップに残った粉の形でコーヒー占いを楽しんでいます。


IMG_4036.JPG

IMG_4039.JPG

posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 22:03| クロアチアの食

2023年10月01日

サモボルの名物菓子・クレムシュニテ

 このケーキとの出合いは21年前に遡ります。
 函館の太鼓楽団「ひのきや」がサモボルでイベントを行った際、演奏後に立ち寄ったカフェで味わったケーキがあまりにも美味しく、またそのボリュームとふんわりとした食感に圧倒され、ずっと気になっていました。
 町の中心地トミスラヴ広場に面したカフェ・プロラズのクレムシュニテは、日本のテレビでも紹介されています。かつて、タレントのベッキーが「ヨーロッパで食べたケーキの中で一番美味しい」と語っていました。
 私の周りでもファンが多く「クレムシュニテのレシピを教えて欲しい。」という依頼があるほどです。そこで、ザグレブの友人から習ったレシピを自分なりに工夫して、クレムシュニテを作ってみました。
 10年前にサモボルを旅した夫が太鼓判を押してくれたので、完成宣言をしてみたいと思います。
 パイ生地の下に生クリームを挟むとスロベニアのブレッド湖のケーキに近づき、チョコレートがかかるととザグレブ風になります。ザグレブのものは試作中です。


IMG_4194.JPG

IMG_4196.JPG

posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 16:54| クロアチアの食