2016年08月03日

12星座・いて座

 いて座では、馬に注目しました。ラツコヴィッチのガラス絵には赤い馬が度々登場しますが、これほど多くの馬が描かれることはありません。馬の群れが勢いよく跳ね、絡み合うような描写はとても興味深いです。
 ザグレブで初のデッサン展が開かれた折、「鬣を風になびかせる馬の群れ(1976年制作)」が展示されました。親友でジャーナリストのハンズロフスキー氏がこの絵の解説を求めたところ、「好きなように感じ取ってもらえばいい。」と、多くを語りませんでした。
 それ以後メモ帳を携えてアトリエに足しげく通うハンズロフスキー氏の姿がありました。
 この絵がきっかけで、氏の「知られざるラツコヴィッチ」という本が生まれたといってもよいと思います。

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『ZODIJAK−黄道12星座』より いて座

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「鬣を風になびかせる馬の群れ」(1976年制作)


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2016年08月02日

ベルク展に寄せて・12星座

 星座シリーズにはマスクをかぶった人たちが多く描かれています。それはマスケンバルというお祭りを題材にしたと考えられ、1975年のガラス絵「カーニバル」でマスクをかぶった農夫たちが陽気に踊る姿が描かれています。

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2016年07月30日

第2回新宿ベルク展(9月1日〜9月30日)に寄せて

 今回のテーマは「黄道12星座」で、「MAPA(画集・カタログ)ZODIJAK」をもとにして企画したものです。
 このカタログの表紙から、1976年7月27日〜8月7日までフヴァール島のギャラリーで「星座シリーズ」の個展が開かれたことが分かります。
 後に出版されたいくつかのデッサン集でも紹介されているのですが、印刷が鮮明で保存状態の良い1冊のカタログを目にした時、私はその作品群にくぎ付けになりました。
 ザグレブのラツコヴィッチ氏のアトリエで偶然見つけたそのカタログには、「1977年ザグレブ」の文字がありました。
 「この画集、頂いてもいいですか。」と私が言うと、いつものように 「もちろん。」とラツコヴィッチ氏。さらに続けて、「若い時の仕事だよ。」と、照れくさそうに肩をすぼめた姿を思い出します。

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クロアチアのナイーブアート
イワン・ラツコビッチの世界 
〜ZODIJAK 黄道十二星座〜
2016年9月1日(木)〜30日(金)7:00-23:00

新宿ベルク (地図)
http://lackovic-art-japan.info/

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2016年06月19日

第2回・茅ヶ崎展を終えて

春展(5/21〜6/5)では、念願だった「忘れな草」の絵葉書ができました。
ブルーグレーとサーモンピンクが織りなす空の微妙な色合いと、青のグラデーションが美しいこの作品は、案内状を飾りポスターとなって、たくさんの人の心に届いたと思います。
 案内状を職場の机上に飾っている同僚は、秋の「新宿ベルク展」を心待ちにしているそうです。
9月には、新宿ベルクで2回目のラツコヴィッチ展を開催いたします。

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茅ヶ崎美術館のラツコヴィッチ展ポスター。

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2015年08月26日

茅ヶ崎の思い出7  カフェ・レストラン・ベルクとのご縁

 茅ケ崎展も終盤を迎えた8月6日、新宿のベルクで見つけたという案内状を手に、一人の女性が来場しました。
 ベルクといえば、2010年の8月にラツコヴィッチ作品を展示したお店です。会期中は当時のクロアチア大使・シュタンブク氏をはじめ、たくさんのラツコヴィッチファンが駆けつけてくれました。
 豊富な品揃えのビールと健康的で美味しい料理、本格的なコーヒーが味わえる魅力的なカフェ・ベルクは午前7時から夜11時まで1日中賑わっています。
 この夏、ラツコヴィッチ・アート・ジャパンは「再びベルクで展覧会を。」という目標をたてました。テーマを決め、展示作品を選ぶ中で新たな発見があり早くも次回展に思いを馳せています。

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当時のクロアチア大使・シュタンブク氏と



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2015年08月23日

茅ヶ崎の思い出6

 茅ヶ崎展の準備をしていた頃、勤務先の3年生と一緒に立体絵画の模写に取り掛かり始めていました。
 生徒たちはゴッホ・クレー・ルソー・などの作品を、私はラツコヴィッチの「赤い仔馬」を選びました。
 この立体絵画を完成させるのが私の夏休みの宿題です。

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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 22:26| ラツコヴィッチ作品

2015年08月22日

茅ヶ崎の思い出5  母のガラス絵

 ギャラリーを訪れる方からガラス絵についての質問が多かったので、母の作品を手に取ってもらいながら描き方を説明しました。最初は首をかしげていた人たちも「難しそうだけど描いてみたいです。」と仰っていました。母はザグレブ滞在中に、クロアチア語を勉強しながらラツコヴィッチ氏のアトリエに通い、ガラス絵の手ほどきを受けました。
 当時、世界中のお客さんをお迎えした居間の隣の、小さな机が仕事場でした。母は氏と向かい合うようにして黙々と描いていました。帰国後は絵を描かなくなった母ですが、今でも10枚のガラス絵を大切にしています。
 先日母から引き継いだ道具箱を整理したところ、ラツコヴィッチ氏から譲り受けた筆が入っていたので、ドイツ製の細筆で模写の仕上げをしました。

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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 23:29| ラツコヴィッチ作品

茅ヶ崎の思い出4  小さなお客さんたちの鑑賞会

 8月7日の思い出深い鑑賞会のきっかけは、クロアチア刺繍の施されたワンピースと民族衣装の帽子でした。
 サザン通りを歩いていた冨田さんは大きな窓から見えた鮮やかな刺繍に惹かれ、ギャラリーのドアを開けたそうです。 冨田さんは鑑賞の後、自身が代表をなさっている「赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会」の紹介とラツコヴィッチ展での鑑賞会の提案をなさいました。
 約束の日の朝、若いお母さんたちに連れられて1歳の坊やと4歳の女の子2人がギャラリーを訪れました。1歳の坊やはお母さんにだっこされ、女の子たちは静かに、思い思いに絵を見ていました。
 最後に冨田さんが「どの絵が一番好き?」と尋ねると、3人の小さなお客さんたちはそれぞれお気に入りの絵を指さしてくれました。

赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会
http://www.art-friendship.org/

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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 23:24| ラツコヴィッチ作品

2015年08月13日

茅ヶ崎展での新しい出会い

 茅ヶ崎展(7月26日〜8月9日)には、地元茅ヶ崎市内はもちろんのこと東京、埼玉、遠くは函館、津南町からもファンが駆けつけてくれました。特に後半は、タウン誌や神奈川新聞掲載・地元FMラジオでの紹介を受けて近隣地域からの来場者が増え、「素晴らしい作品を見せて頂き有難うございました。癒されました。」と、笑顔でギャラリーを後にする姿に励まされました。
 来場者の中にはクロアチア旅行経験者も多く、思い出話に花を咲かせていました。
 幼いお子さんをだっこして鑑賞して下さった女性、2度・3度と訪れじっくり味わって下さったご高齢の紳士など、茅ヶ崎展で得た素晴らしい出会いに感謝し、次の目標に向かって精進するという気持ちを新たにしました。

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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 00:17| ラツコヴィッチ作品

2015年07月20日

祭りへの想い

 ラツコヴィッチが描いた「祭り」を見ていると、踊りだしたくなるメロディーと、楽器を奏でる村人たちの笑い声が聞こえてくるような気がします。
 クロアチアで催される祭りには、音楽と美味しい民族料理や手作りのお酒が欠かせません。夜を徹して語り合ったり自慢のワインを酌み交わしたりする姿は、日本の祭りに通じるものがあるように思います。
 一昨年の6月、ハンガリーとの国境近くの町ジュルジェヴァッツを訪ねた折、偶然「Picokijada,鶏祭り」の準備の様子を見ることができました。会場になっている城塞跡は現在ラツコヴィッチ美術館になっています。
 かつて、この地を攻めてきたトルコ軍を若い鶏の力を借りて撃退したという伝説に因んでこの祭りが行われているそうです。
 いつかこの町で唯一のホテル「ピーコック」に宿を取り「鶏祭り」を満喫してみたいと思います。
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  <祭り 1992年> 7/26日からのラツコヴィッチ展で展示されます。

クロアチアのナイーブアート イワン・ラツコヴィッチ展
−四季「夏」に見る赤の魅力と祭りへの想い−
2015 年7月26日(日)〜8月9日(日) 
CREATIVE SPACE HAYASHI


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