2023年10月09日

トルココーヒーのおもてなし

 クロアチアでは、細かくした粉を専用の鍋で沸かすトルココーヒーをご馳走になることが多いです。街のカフェではなかなか味わえないもので、素朴な味とほどよい甘さが癖になります。
 淹れ方は家ごとに少し違うようですが、私が習ったのはカップで人数分の水を入れ、コーヒーの粉と砂糖をスプーンで測って入れて沸かす方法です。
 この時、よそ見をしていると吹きあがってしまうので要注意です。
 飲み終えたらカップを皿にふせて少し待ちます。我が家では、カップに残った粉の形でコーヒー占いを楽しんでいます。


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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 22:03| クロアチアの食

2023年10月01日

サモボルの名物菓子・クレムシュニテ

 このケーキとの出合いは21年前に遡ります。
 函館の太鼓楽団「ひのきや」がサモボルでイベントを行った際、演奏後に立ち寄ったカフェで味わったケーキがあまりにも美味しく、またそのボリュームとふんわりとした食感に圧倒され、ずっと気になっていました。
 町の中心地トミスラヴ広場に面したカフェ・プロラズのクレムシュニテは、日本のテレビでも紹介されています。かつて、タレントのベッキーが「ヨーロッパで食べたケーキの中で一番美味しい」と語っていました。
 私の周りでもファンが多く「クレムシュニテのレシピを教えて欲しい。」という依頼があるほどです。そこで、ザグレブの友人から習ったレシピを自分なりに工夫して、クレムシュニテを作ってみました。
 10年前にサモボルを旅した夫が太鼓判を押してくれたので、完成宣言をしてみたいと思います。
 パイ生地の下に生クリームを挟むとスロベニアのブレッド湖のケーキに近づき、チョコレートがかかるととザグレブ風になります。ザグレブのものは試作中です。


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2023年09月24日

フレビネ風手羽スープ

 フレビネ村の女性から習ったスープはコラーゲンたっぷりで、ニョッキを添えると美味しく我が家の定番料理です。
 ニョッキのレシピは様々ですが、今日はやすよさんから伝授された方法で作りました。
 同じ生地でプルーン団子も作れます。
 やすよさんはザグレブ大学の教授で数学者デヴィデ氏の奥様です。デヴィデ氏はクロアチアに禅と俳句を紹介し広めた人として有名です。


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2023年09月19日

トマト味のサルマ

 サルマはクロアチアの代表的な料理の一つです。
 普通はキッセロクプス(醗酵キャベツ)でひき肉を包むのですが、我が家では普通のキャベツを使い、自家製トマトピューレをたっぷり入れたスープで煮込むことがあります。
 ひき肉と合わせるのはパン粉ではなくお米です。
 仕上げにニンニク、玉葱、小麦粉をじっくり炒めて作るクロアチア風のルウを加えます。


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2023年09月09日

手賀沼沿いの農産物直売所

 新潟出身の夫の好物である水なすを求めて、私が足しげく通う野菜の直売所(あびこん)が手賀沼沿いにあります。
 先週、虫食いのあるビーツを見つけたので買い求め、久しぶりにサラダにしました。
 ビーツはクロアチア語でツィクラ(cikla)といい、夏の食卓を彩る真紅の食材です。
 皮ごとゆっくり茹でて粗熱が取れたら皮をむいてスライスします。味付けはオリーブオイル、塩と酢ですが、ビーツの甘味が足りない時には砂糖も加えます。

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2023年08月30日

白ワインの炭酸割り

 夫がいつにもまして嬉しそうにワインを下げて帰宅しました。
 原産国がポルトガルの、そのワインは発泡性で口当たりが良くとても爽やかでした。
 クロアチアで味わったシュプリッツアという炭酸割りによく似ていて、留学当時の事が色々とよみがえりました。(実は白ワインの炭酸割りは高級過ぎないワインで時々愛飲しています。)
 ドイツではワインショーレと呼ばれ、ポピュラーな飲み物だそうです。
 ハンズロフスキー氏とザグレブ近郊の農村を訪ねた折、自家製ワインをシュプリッツアにしてご馳走してもらったことがあり、それ以来とても気に入っています。
 因みに、最近ザグレブのバーでは若者たちの間でコミュニケーションツールの一つとして親しまれているそうです。


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2018年08月05日

クロアチアナイトin table beet

 農en Restaurant「 table beet」の5周年記念として企画されたクロアチアナイトに行ってきました。この日のためにスタッフが用意してくれた数種類のクロアチアワインの中から、お馴染みのディンガッチ、プラヴァッツ、グラシェヴィーナを楽しみ、夫は更にポシップの白を満喫していました。
 豊富なメニューから前菜として選んだのはタコサラダです。
 これはアドリア海沿岸の町のレストランで必ず注文しているものですが、30年前長男を担任して下さったヴィス島出身の先生のお宅でご馳走になったのが最初です。
 メインディッシュでこの日の一押しは、ポークに包まれたハムとチーズのバランスが絶妙なザグレブカツでした。ロールされたカツが食べやすい大きさにカットされていたのも良かったです。

ザグレブカツ
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テーブルビートのスタッフの皆さん
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クロアチアワイン(手前の3本はザーダル産です)
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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 19:44| クロアチアの食

2018年07月27日

宝石のようなケーキ

 柏にある「農en Restaurantテーブルビート」で懐かしいケーキに出会いました。
 薄く焼いた生地とラズベリークリームを交互に重ねたケーキは、クロアチアの甘味処に飾られていた宝石のようで積み木のような愛らしい形に似ていました。
 ほんのり甘く、香り豊かなケーキを味わいながら、6月に旅したハンガリー国境近くの町・ジュルジェヴァッツのお菓子フェスティバルを思い出しました。

テーブルビートのケーキ
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鶏祭りの会場で、民族衣装に身を包み自慢のケーキを披露するご婦人たち
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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 08:46| クロアチアの食

2018年04月12日

チェコの伝統菓子

 ペイアコさんからお借りした絵本雑誌でチェコのコラーチ(ケーキ)のレシピを見つけました。ケーキのことをクロアチア語でもコラーチ(kolac)というので興味をそそられ、早速作ってみました(ちなみにクロアチア語のチはCの上にvが付きます。)
 以前も触れましたが、ヨーロッパの男性たちはお菓子が大好きですので、奥様達は週末や行事には腕によりをかけてお菓子を焼きます。
 レシピではサワーチェリーを焼きこんでいましたが、私は冷蔵庫のブルーベリーを使いました。

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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 23:04| クロアチアの食

2018年03月14日

十二星座ヨルカフェ展・クロアチアナイト

 11日の夜、津南町からお客様を迎えてクロアチアナイトを楽しみました。まずは、おすすめメニューの前菜で乾杯をしました。
 マグロのステーキとサルマは、マッシュポテトの相性が抜群で今回も大好評だったようです。

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前菜はマグロの、カルパッチョ、ガーリックトースト、ザワークラフト

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マグロのステーキはごまがたっぷりまぶしてありました。
posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 00:27| クロアチアの食