2019年09月22日

クロアチアの記憶「ホットワイン」

 ホットワインといえば、ユーゴ内戦の最中陸路でザグレブに戻る途中で立ち寄ったウイーンで飲んだのを思い出しますが、留学中にラツコヴィッチ氏が作ってくれた甘くて温かいホットワインは格別でした。
 普段お酒を全く口にしないラツコヴィッチ氏でしたが、事前に材料を用意し「今日は美味しい飲み物をご馳走するよ。」と言って台所で何やらコトコトと温めてくれているのを、ワクワクしながら待っていたのを覚えています。
 香り豊かで素朴なあの味を、今年こそ再現してみようと思います。

posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 10:43| クロアチア

2019年09月21日

クロアチアの記憶「庶民のクリスマス」

 当時、ザグレブではクリスマスが近づいても、街に音楽が流れることはほとんどありませんでした。日本と比べてとても質素な印象をうけましたが、国営デパートや市内の商店ではオーナメントのコーナーが開設されたので、電飾選びを楽しむことが出来ました。
 「クリスマスのミサに参列したい」という夢がかなったのはそれから間もなくのことでした。
 24日の晩、大家さんに連れられて向かったのは小さな教会でした。ミサの神聖な雰囲気に包まれ、天空に舞う天使たちの姿に心洗われる思いがしたのを覚えています。 
 12時を回った時、参列者たちは別室に用意されたラキア(手作りのプラムブランデー)で乾杯し、持ち寄ったお菓子を囲んでスレータン・ボージッチ(メリークリスマス)と声を掛け合っていました。
posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 14:18| クロアチア

クロアチアの記憶「クリスマス」

 クリスマスマ真近のある日、息子のクラスメイトのお父さんから「モミの木を買いに行きませんか。」と声がかかりました。
 2・3時間ほどたった頃、背丈ほどもあるモミの木を抱えた夫が帰宅しました。
 支えとなる金属の道具のおかげでモミの木は真っすぐにしっかりと立ち、居間は新鮮な香りでいっぱいになりました。
 一軒家で暮らす人たちの中には、根のあるものを購入し新年まで飾った後に、自宅の庭に植えて育てることもあるようです。
            
posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 10:08| クロアチア

2019年09月15日

クロアチアの記憶「1年で1番寒い9月」

 私達が住むことになった集合住宅は、地域集中暖房でしたが9月中は機能せず、寒い朝でもヒーターはひんやりしていました。
 ところが10月になったとたんに室内の温度が上がり、セーターを脱ぎTシャツ姿になりました。
 旧市街に上ると見える、ひときわ高い赤と白の煙突が集中暖房の施設の目印です。

posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 22:44| クロアチア

2019年09月14日

クロアチアの記憶「現地校に通う息子」

 ラーデ・コンチャル小学校には1年生から8年生までが学んでいます。息子は1年生に転入しお二人の担任の先生と出会いました。国語担当の先生と算数担当の先生です。
 初めて登校した日、夫が迎えに行くと息子はグラウンドでクラスメイトとバスケットボールをして遊んでいたそうです。
 帰宅後、息子は初めて覚えたクロアチア語を私に教えてくれました。
それは「ロプタ・lopta」ボールです。
 10月に入ると早朝のザグレブには霧が立ち込めるようになり、その中を歩いて登校する息子をベランダから見送るのが日課となりました。

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アパートの大家さんの息子さんと一緒に子供部屋で

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通学カバンを手にする長男




posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 12:28| クロアチア

2019年09月12日

クロアチアの記憶「雨のザグレブ空港」

 1987年の晩秋、私達夫婦は4歳と7歳の息子と共にザグレブ空港に降り立ちました。
 モスクワ、ベオグラードを経由して27時間の長い旅でした。
 ザグレブに着いた時辺りはすっかり暗くなっていて、しかも冷たい雨が降っていました。
 空港から、アパートのオーナーに電話をしましたが連絡がつかず、結局その晩はホテル泊となりました。
 当時、現地の言葉が分かったのは夫だけでしたので、私はハラハラするばかりでした。

posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 18:24| クロアチア

2018年10月15日

ふたつのギャラリー 

 ポードゥラビーナ観光協会が紹介しているギャラリーのうち二つについて訳してみました。
  
1)Galerija Stari Grad,Durdevac...ジュルジェヴァッツ・旧市街ギャラリー
 ジュルジェヴァッツにある3つの展示スペースからなる旧市街ギャラリーは、13世紀からオスマントルコ軍に対抗して建てられ砦として使われてきたものを整備して作られました。
 最も大きいスペースには,イワン・ラツコヴィッチ・クロアタ氏のコレクション・約100作品が展示されています。その中には画家ラツコヴィッチの師であったヘゲドゥーシッチはじめ、ポードゥラビーナ地方出身の芸術家の作品も多く含まれています。
 また、毎年クリスマスと6月末のPicokijada(鶏祭り)に合わせて特別展が計画されています。
 来場者は、セリグラフ、グラフィック、デッサン集、書籍、絵葉書、CDなどのお土産品を購入することが出来ます。

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かつての砦の屋根裏。画集ラツコヴィッチのコレクションより抜粋。
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画集ラツコヴィッチ・コレクションの表紙。『DONACIJA(ドナツィヤ)』は英語のdonate「寄贈する」の名詞形で、寄贈または寄贈品と訳すのが良いでしょうか。
2ページ目には1997年12月6日、第1回制作(企画)、提供・クロアチア共和国大統領フラーニョ・トゥージュマンとの記載があります。
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2)Garelija batinske...バテインスカ村のギャラリー
カリノヴァッツ(Kalinovac)の近くのバテインスカ村に、かつての小学校を整備して作られたギャラリーがあります。このギャラリーではクロアチア出身の作家とと共に、画家イワン・ラツコヴィッチ・クロアタが自らの生誕の地に寄贈した作品を鑑賞することが出来ます。
 国内外で数多く展示されたラツコヴィッチの、豊かな創造性に基づく作品が展示されています。
 また、長くドイツで活躍したクロアチア出身の彫刻家マトゥレッツの作品や、かつてこの学校で教鞭をとり、詩人でもあったグルゲッツアから継承したものも展示されていて絵葉書を買うこともできます。
 ギャラリーの近くには、ラツコヴィッチが彩色したガラスやカザフスタン出身の作家の描いた聖母像のイコンが飾られている聖ヴィダ礼拝堂があります。

右の黄色い建物がバテインスカギャラリー、左に見える黄色の建物が礼拝堂
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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 13:18| クロアチア便り

2018年08月18日

2018クロアチアの旅7/3・帰国の朝

 ホテルが手配してくれた大型タクシーに乗り込みザグレブ空港に到着。私のトランクは超過料金が必要だったものの、無事に出国の手続きを終え搭乗口に向かいました。
 免税店もまた、国際空港にふさわしくすっかり様変わりしていました。許可をもらえばワインも購入できるというのは嬉しいニュースでした。
 カフェに腰を下ろし、ザグレブ・クレムシュニテをほおばりながら旅の思い出に浸りました。

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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 12:05| クロアチア便り

2018クロアチアの旅7/2・ザグレブのランチ

 旅の締めくくりのランチタイムに立ち寄ったのは、魚レストラン「Ribice I Tri Tockice」〈魚と三つの点)です。店内は色鮮やかなイラストが飾られていてポップな雰囲気です。
 お馴染みのイワシのグリルやりジョットなどメニューが豊富で、値段が手ごろなので気軽に立ち寄れる店です。
 この日は、コクのある魚スープ、ブザーラ、スズキのグリルなどアドリア海の「海の幸」を満喫しました。
 サッカー選手・三浦カズさんがクロアチア・ザグレブに所属した頃に絶賛していたスープをはじめ、この国の食事は本当に美味しいと改めて実感しました。

レストランの店内
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かわいいイラスト
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ブザーラ
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サッカーワールドカップ中、半額セールをしていたスリシュコホテルのピザ
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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 11:49| クロアチア便り

2018クロアチアの旅7/2・NAMA(ナーマ)で買い物

 NAMAはNarodna Magazinの頭文字をとったもので、直訳すると「人民デパート」となりますが、紙袋には「ザグレブの老舗デパート」と記されていました。
 かつては市内に3か所以上はあったのですが、今はイエラチッチ広場に隣接した店舗が営業するのみ。衣料品、台所用品、家具など生活必需品が全てそろうNAMAでの買い物は、旅の楽しみの一つとなりました。
 売り場の配置や建物の外観が1980年当時と変わらないのは嬉しいことです。

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posted by ラツコヴィッチ・アート・ジャパン at 10:42| クロアチア便り